〜お客さまの声〜
芸術家にして職人- 米倉久記 (文化学園教科書出版部)

 筒井さんを知って、ぼくが木の家に抱いていた二つのことは偏見であるのに気づいた。 一つは杉、檜以外の素材はそれより劣ると思い込んでいたこと。しかし、筒井さんは赤松や栗やらの美しさを造作によってしっかり見せてくれた。目からうろこが落ちた。もう一つは木の家は直線的、平面的なものだと思い込んでいたこと。ところが彼は、ガウディやアール・ヌーボーの話をしながら鋸を器用に使って、家のなかに柔らかな曲線をふんだんに取り入れてくれた。飛び跳ねる芸術家の感性と実直な職人の技を併せ持つ得がたい筒井さんを知った。
ただし金もうけはまるでダメ。
 野山を歩くのが好きなぼくをして、家に居たいと思う時間が多くなった。それほど彼の生み出す空間は魅力的で居心地よいのだ。

あひるの家 狩野強 (無農薬八百屋)

 店はまず第一にそこで働く者にとって快い空間でありたいと思っていたあひるの家のスタッフにとって、光風林が創りあげた店内外の造作は100%それを充たして余りあるものでした。来店されるお客さんも皆、棚を見て天井を見上げて、外壁を眺めて「いい!」「ホッとするわね」と感嘆のつぶやきをもらします。そして、誰もが清々しく晴れがましい表情なのは嬉しい限りです。「癒」が時代のキーワードだと言われていますが、あひるの家に来ていくばくか心が癒されるのだとしたら全ては光風林が創りあげた空間に因るのだと感謝の気持ちでいっぱいです。

森と風の学校 吉成百合

 光風林さんが仕事を始めると、校舎全体が凛としてくる。だから光風林さんが仕事に来ている時は、次から次へと「何か手伝わせて下さい。」という若者達が集まってくる。言葉よりも確かなものをみんな感じているんだろう。そして出来上がったお風呂は、もう、最高だ!湯船につかり「はぁ〜」と長い息を吐いた後、薪で湧かしたお湯に身をまかせると頭に詰まったいろんなゴタゴタが「ふぅ〜」と空気にとけていき、お風呂や壁や木にみんな吸い込まれていく。
なんて気持ちいいんだろう。こんなにからだがゆるむお風呂には、そうそう入ったことがない。 さてさて職員住宅はどのように生まれ変わるのか愉しみでなりません。

小暮 幸子 (生涯学習講座講師)

 おかげさまで娘は新居に越してから、6年の生涯で一番肌のコンディションが良い日が続いています。ひどくなる冬はどこかへ行ってしまったようです。下の子もくるくると走り回り、元気です。心から感謝致します。 
 このところ自家製天然酵母パンに凝っています。お家の菌も一役かうそうです。きっといい菌がいることでしょう。何といっても光風林作ですから。(小暮さんからの手紙より)

藤井 克子/幹雄 (造形教師/医師)

 夫と一緒なら家はなくてよい、テント一つあればよい、と思っていた私がどうして自分達の家を持とうと思ったか。それは筒井さんたちは、器としての家を作っているのではなく、そこに住む人たちが人間関係を作っていく場を作っているのだと感じたからです。夫と私、7歳と10歳の娘の4人が家族になっていく場を是非作りたいと思ったのです。そして私達はこの地に移り住み、もうすぐ丸2年。この家から大きな力をもらっています。